慢性腰痛と急性腰痛の違いって何?自分はどっちなの?
一言で腰痛と言っても、実は様々な種類のものがあります。
腰痛には、慢性腰痛と急性腰痛という2種類があるというのをご存知ですか?
慢性腰痛と急性腰痛、どちらの腰痛なのかによって対処法も異なります。
今回は、慢性腰痛と急性腰痛の違いについてご説明していきたいと思います。
慢性腰痛ってなに?
慢性腰痛というのはどのような腰痛を指すのでしょうか。
[box class="green_box" title="慢性腰痛・・・"]
腰痛を感じてから約3ヶ月以上の間、ダラダラと継続して症状が出る[/box]
慢性腰痛は、腰が痛いなと感じ始めてから、継続して症状が現れるのです。
いつの間にか腰が痛くなっていたということも多く、原因が良く分からないというのも、この慢性腰痛の特徴です。
どんな症状が現れるの?
では、慢性腰痛の場合どのような痛み(症状)があるのでしょうか。
- だらだらと鈍い痛みが続く
- 腰のあたりが重く感じる
- 痛くなったり良くなったりを繰り返す
- 完治するまでに時間がかかる
- 自然に治していくことが難しい
慢性腰痛の場合には、このような症状が現れます。
完治するまでに時間がかかり、再発の可能性があるとされています。
また、自然に治すことが難しく、場合によっては手術などの治療を行う必要があります。
慢性腰痛の代表的な疾患について
慢性腰痛かも?!と思ったら、以下のような疾患の可能性があります。
- すべり症
- 腰椎椎間板ヘルニア(慢性型)
- 脊椎側弯症
- 骨粗鬆症
- 脊椎カリエス
- 腰部脊柱管狭窄症
主な疾患として挙げられるのは、このようなものです。
これら以外に、ストレスなどの精神的なものから引き起こされる慢性腰痛も存在しています。
また、内臓疾患などがある場合でも慢性腰痛が引き起こされる可能性があるのですが、こちらは稀なケースだとされています。
とはいえ、気になる場合には医師の診察を受けるようにしてくださいね。
急性腰痛ってなに?
では、急性腰痛とはどのような腰痛を指すのでしょうか。
[box class="green_box" title="急性腰痛・・・"]
腰痛を感じてから1ヶ月~1ヶ月半の間に痛み(症状)が治まる
[/box]
急性腰痛の場合、急激に痛くなるのですが、自然に痛みが治まることが多くなっています。
その際、レントゲンなどでは異常が見られない場合が多いというのも特徴です。
いきなり痛みに襲われるため、いつ腰痛が始まったのか、原因は何かということがはっきりと分かるケースが多いと言われています。
どんな症状が現れるの?
急性腰痛になると、どのような痛み(症状)が現れるのでしょうか。
- 動けなくなるほどの急激な痛み
- 突然強い痛みが出る
- 1ヶ月程度で完治することが多い
- 安静にしていると自然に治ることが多い
- レントゲンでは異常が確認出来ない場合が多い
- 手術などの必要性はあまりない
急性腰痛の特徴や症状としては、このようなものがあります。
手術の必要がない場合が多いのですが、レントゲンで異常が確認できない分、辛いものがあります。
急性腰痛の代表的な疾患について
急性腰痛かも?という痛みを感じたら、以下の疾患の可能性があります。
- 腰椎椎間板ヘルニア(急性型)
- ぎっくり腰
- 胆石症
- 骨粗鬆症
- 化膿性脊椎炎
- 子宮内膜症
など、このような疾患の可能性があります。
もちろんこれら以外にも急性腰痛となる疾患が存在していますので、当てはまりそうにないという場合、医師に相談するようにしてくださいね。
慢性腰痛と急性腰痛の違い
慢性腰痛と急性腰痛の違いは、症状もそうなのですが、腰痛が続く期間が異なるという点にあります。
代表的な疾患の違いや、治療法の違いなども大きな違いと言えます。
急性腰痛から慢性腰痛へと継続してしまうことがないように、腰が痛いと感じたり、腰に違和感をおぼえた時点で、すぐに何らかの対策を行う事が大切です。
医師に相談してみたり、マットレスを変更してみたりすることで、腰痛を改善していくようにしたいですね。