私が購入した、モットンとエアウィーヴを徹底的に比較してみました。
今回はエアウィーヴン中でも人気の三つ折りタイプであるエアウォーヴスマートZとモットンマットレスでの比較です。
モットンとエアウィーヴ(スマートZ)の基本情報比較表を作成しました。
簡潔に違いが知りたい!という方は参考にしてみてくださいね。
モットン | エアウィーヴ(スマートZ) | |
荷姿 | 小さめのダンボール | 大きなダンボール |
沈み込み | 適度に沈み寝心地が良い | あまり沈まず硬い |
反発力 | 高反発 | 超高反発 |
通気性 | 低反発よりは良い | 非常に優れている |
寿命 | 8~10年くらい | 1~3年くらい |
保証 | 90日体験後2週間保証 | エアファイバー部分3年保証 |
シングル価格 | 39,800円 | 42,120円 |
セミダブル価格 | 49,800円 | 50,760円 |
ダブル価格 | 59,800円 | 59,400円 |
収納性 | 止めバンドが必要など手間 | 簡単に三つ折りできる |
重さ | 7.5㎏ | 8.5㎏ |
厚み | 10㎝ | 6㎝ |
購入方法 | ネットのみ | 実店舗とネットの両方あり |
1.自宅にはどのような感じで届くのか
通販で購入したマットレスが、実際にどのような形で届くのかというのは気になりますよね。大きすぎて最悪ドアを通過しないという事があると困ります。
エアウィーヴは・・・結構大きい箱入り
まずはエアウィーヴがどのように届くのかというと・・・
かなり大きなダンボールに入ってきます。三つ折りの状態がそのまま箱に収まっている大きさですね。
箱には保証書がくっついているので、ダンボールを開けてそのままポイっとしないように注意しましょう。
こちらが取扱説明書兼保証書です。ちゃんと保管しておきましょう。
モットンは・・・思ったよりコンパクト
一方で、モットンの方が思ったよりもコンパクトなダンボールが届きました。
中には圧縮されたマットレスが折りたたまれてはいっています。
大きさの割には重量感があり、約10㎏くらいあるようです。
モットン | エアウィーヴ | |
荷姿 | ダンボールに圧縮されて入っている | ダンボールに三つ折りで入っている |
大きさ | 比較的小さい | 大きい |
2.実際に横になってみた感じはこちら
早速届いたエアウィーヴとモットンに横になってみました。
ちなみに私の体重は62㎏で、そんなに体重がある方ではないと思います。
エアウィーヴに寝てみたところ、ちょっと硬いかな
エアウィーヴに仰向けに寝てみると、なんとなく硬いかなと感じました。まぁ高反発マットレスだから、硬い感じは当たり前なのかもしれません。
横から撮ってみた写真を見ると、腰のあたりは全く沈んでいないことが確認できます。
横向きに寝た場合も、やはり腰のあたりは硬いかなという感じです。写真を見てみても、腰のあたりは沈んでいません。
寝てみた感じはムレ感がなく、通気性が良いと思いました。
ゴロゴロと寝返りをしてみましたが、さすがに高反発マットレスなので寝返りしやすいですね。
モットンに寝てみたところ、程よく腰が沈む
モットンにも同じように横になってみました。
この日は夏で暑い日だったので、モットンのカバーがちょっと暑いかなと感じましたが、仰向けでもお尻の部分が程よく沈むのでいい感じです。
横向きの場合も同じで、腰が程よく沈み、寝返りもしやすく感じました。
寝てみた感想
モットンもエアウィーヴも高反発マットレスというだけあり、寝返りがしやすいですね。腰痛がひどいという方は寝返りのしやすさは重要なポイントなので、どちらのマットレスもよいと思います。
3.結局腰痛対策にはどっちがおすすめか
腰痛がひどい人にはどちらもよいと言いましたが、それでは比較にならないので、もっと深い部分で比較しましょう。
まずこちらの写真を見てください。これは理想的な睡眠姿勢の写真です。
背骨がまっすぐになっていることが分かりますよね。これは肩と腰の部分が程よく沈み込むため、背骨にがまっすぐになり負担がかかりにくくなります。
先ほど横向きに寝た写真をもう一度見てみましょう。
エアウィーヴの方が、腰も肩も全く沈まないため、背骨がまっすぐにはなっていません。
モットンは方も腰も程よく沈んでいるので、理想的な睡眠姿勢の写真と似た形になっています。
体重にもよると思いますが、62㎏の私には、エアウィーヴは少々硬すぎるため、肩も腰も沈みません。もうちょっと体重があれば沈むかもしれませんね。
モットンはもともと腰痛対策専門に作られているマットレスという事もあり、腰が沈み、理想的な睡眠姿勢を取れています。
モットン | エアウィーヴ | |
沈み込み方 | 適度に沈む | ほとんど沈まない |
寝返り | しやすい | しやすい |
横になった時の寝姿勢 | 理想的な寝姿勢 | やや歪む |
【反発力の違いを分かりやすく】ボールの実験で比較をしてみた
モットンとエアウィーヴを並べて、ボールを落として反発力の違いを分かりやすくチェックしてみました。
まずはモットンですが、ボールが3回くらいバウンドしました。
次にエアウィーヴですが、ボールが跳ね返ってきました。
これはモットンよりも反発力が強いためですね。
写真で比較するといまいちよく分からないかもしれないので、別の方法でもっと分かりやすくしましょう。手に体重をかけて押してみました。
エアウィーヴの方は、体重をかけてもあまり沈み込みません。寝ても腰が沈まないのですから、反発力の高さが良く分かります。
モットンの方は、指先が沈み込んでいるのが分かります。
両方のマットレスの上に立って足踏みをしてみました。
エアウィーヴはほぼ全体重をかけてもあまり沈みません。
モットンはといえば、足の形がしっかりと残るくらい沈んでいます。
反発力は?
反発力が高いのはエアウィーヴの方ですね。超高反発で、寝返りのしやすさを求める人にはおすすめということになります。
寝心地も寝返りのしやすさも両方欲しいという方は、モットンかなとおもいます。
モットン | エアウィーヴ | |
反発力 | やや強い | 非常に強い |
4.【素材は何?】カバーや芯材は何でできているのかの比較
モットンとエアウィーヴがそれぞれどのような素材でできているのかという点を比較しましょう。
どちらも芯材とカバーがあるので、まずはカバーの方を比較します。
モットンとエアウィーブのカバーの違い
こちらはエアウィーヴのカバーです。メッシュ状で通気性がよさそうなカバーです。
後ろに手を当ててみた時に、透けて見えるくらい薄いことが分かります。これならムレを感じずにすみそうです。
モットンのカバーの方を見てみましょう。
表面はなめらかなベロア調です。肌触りもよいですね。
表面をアップにしてみると、毛足が長くなっています。先ほど横になった時にちょっと暑いなと感じたのは、この毛足の長さが原因のようです。
夏場は別のカバーにした方がよさそうです。冬はその分温かさがあり快適そうです。
ポイント
→通気性が良く蒸れないエアウィーヴ
→肌ざわりが良く、夏はちょっと暑そうなモットン
モットンとエアウィーヴの芯材の違い
本体となる芯材の違いも比較していきましょう。
エアウィーヴのカバーを開けると、ウレタン素材の上に、エアファイバーが載っています。ウレタン素材も通気性がよさそうですし、エアファイバーは抜群の通気性です。
モットンはグレーのウレタン素材です。低反発マットレスなどに比べると通気性は良いですが、エアウィーヴと比較した場合は、やや通気性は劣るかなという感じです。
モットン | エアウィーヴ | |
カバー | ベロア調(ポリエステル素材) | メッシュ素材 |
芯材 | ウレタンフォーム | エアファイバーとウレタン |
通気性 | まぁよい | 非常に良い |
5.モットンとエアウィーヴの寿命はどちらが長いのか
素材が違えば寿命にも違いが出てきますよね。
通気性が良いエアウィーヴはその分空間が多いため、悪く言えばスカスカとしています。残念ながらへたりやすそうです。
実際にエアウィーヴユーザーの声を見ようとTwitterをみてみると
ちょっと辛口の口コミがあり、1年程度で寿命が来てしまうようです。
ただ、エアウィーヴの場合、表面にあるエアファイバーというもじゃもじゃの釣り糸のような部分は、購入より3年間の保証があります。この点を考えると3年は安心して使えることになります。
普段のお手入れも、基本的に壁に立てかけておくだけでOKだそうです。これで湿気がとれるくらい通気性がよいということですね。
エアファイバーといえば、このエアファイバーは取り出して洗えるそうです。実際にエアウィーヴのサイトでは、水をかけた画像があります。衛生面を考えるとかなり良い部分ですね。
モットンはというと、実際に販売元に対してメールで問い合わせをしてみました。
耐久試験の結果は、8年は使えるということです。
エアウィーヴのエアウィーヴの3年保証があるという事ですが、モットンは購入して90日間返金保証があります。購入から90日経過したあと、2週間以内であれば全額返金してもらえる返品制度があるんですね。
ちなみにモットンのお手入れ方法ですが、やはり風通しが良い場所で陰干しをするだけで湿気がちゃんと取れるということです。
メンテナンスという部分ではどちらも簡単ですし、大差はないですね。
モットン | エアウィーヴ | |
寿命 | 8年 | 1~3年(へたりやすい) |
保証 | 90日体験後2週間 | 3年(エアファイバー) |
メンテナンス | 立てかけるだけ | 立てかけるだけ |
6.モットンとエアウィーヴのサイズと価格を比較
購入する時でもっとも気になる点は、やっぱり価格ですよね。
寝具はサイズも気になるという方も多いので、サイズと価格の両方を比較していきます。
モットン | エアウィーヴ(スマートZ) | |||
大きさ | 価格 | 大きさ | 価格 | |
シングル | 97×195×10 | 39,800円 | 100×196×6 | 42,120円 |
セミダブル | 120×195×10 | 49,800円 | 120×196×6 | 50,760円 |
ダブル | 140×195×10 | 59,800円 | 140×196×6 | 59,400円 |
※大きさ:幅×高さ×厚み 単位はcm
エアウィーヴは高いと言われていましたが、スマートZという三つ折りタイプのものは価格は比較的手ごろになってきています。
シングルでは明らかにモットンが安く、ダブルではエアウィーヴの方が安くなってきます。
シングルのサイズはエアウィーヴの方がやや大きめですが、あとは大きな違いはあまりありません。
7.【収納性】モットンとエアウィーヴはどちらがしまいやすいか
日本人は朝布団を上げる習慣があるので、床にじかにマットレスを置く人はしまいやすいかという点も気になりますよね。
エアウィーヴスマートZは三つ折りできるもでるなので、写真のようにたたむことができます。折れ線もついているので、パタパタとたためて手間もかかりません。
こちらはモットンですが、折れ線がないのでとりあえず頑張って三つ折りにして、さらにこの状態をキープするためには付属のバンドで止める必要があります。
正直言えば結構手間です。
モットン | エアウィーヴ | |
収納性 | 手間がかかる | 簡単に三つ折りにできる |
8.【総合比較】モットンとエアウィーヴの比較をまとめてみた
ここまで細かくモットンとエアウィーヴについて比較してきましたが、ここで全ての比較を表にしてまとめました。
エアウィーヴのメリット・デメリット
エアウィーヴのメリットやデメリットと感じる部分をまとめていきます。
メリット
・通気性が良く夏も寝やすい
・反発力が高く寝返りしやすい
・三つ折りになり収納性が高い
・エアファイバーは洗え清潔感がある
・エアファイバーは3年の保証がある
デメリット
・硬くてやや寝心地が悪い
・反発力が強すぎる
・エアファイバーはややへたりやすい
・理想的な寝姿勢を保てないので腰痛改善効果は疑問
モットンのメリット・デメリット
続いてモットンのメリット・デメリットをまとめました。
メリット
・肩や腰が適度に沈み腰痛改善効果が期待できる
・適度に高反発なので寝返りしやすい
・適度な通気性があり長持ち
・90日間体験後に返品保証がついている
デメリット
・ベロア調のカバーが夏は暑すぎる
・店頭で試すことができない
・たたむのに手間がかかってしまう
これはあくまでも体重62㎏の私が感じたメリット・デメリットになります。
沈み込み方などは体重によっても変わってきますよね。