低反発マットレスが合わない・・・その原因とは?
低反発マットレスは寝心地が良く、快眠できるとして人気があります。
寝心地が良いマットレスは、次の日スッキリと起きられるような気がしますし、身体の不調も整えてくれるような、そんな気分になりますよね。
ですが、腰痛や肩こりで悩んでいるという方には、低反発マットレスは合わない可能性が高いのです。
なぜ低反発マットレスが合わないのか、その原因や改善点について見ていきたいと思います。
どうして低反発マットレスが合わないの?
低反発マットレスは包み込まれるような柔らかさがあり、実際に横になってみるととても気持が良いものですよね。
ですが、寝る瞬間はとても気持ちがよくても、朝起きた時に、腰や肩などに違和感を感じることがあるのではないでしょうか。
低反発マットレスが腰痛や肩こりで悩む方に合わない理由は、ここにあるのです。
[box class="red_box" title="低反発マットレスが合わない理由"]
- 身体の重い部分が不自然な沈み方をするため
- 柔らかく寝返りが打ちづらいため
- 通気性が悪いため
[/box]
なるほど・・・言われてみると、腰痛などにあまり良くないような気がしますよね。
1.身体の重い部分が不自然な沈み方をするため
低反発マットレスは柔らかいため、寝心地がとても良いと評判です。
ですが、”柔らかい”というのは、腰痛持ちの方との相性が最悪とも言えるのです。
柔らかさゆえに、寝ている間に腰などの重い部分が不自然な形で沈み込んでしまいます。
横から見ると、身体が「くの字型」のようになっている状態です。
身体は違和感を感じ、変に力を入れるようになります。
さらに、一部分にだけ体圧がかかってしまうということになり、沈み込んだ部分にはかなりの負担がかかるのです。
そのことから、腰痛や肩こりが悪化してしまう可能性があります。
2.柔らかく寝返りが打ちづらいため
人は、寝ている間に寝返りを20回前後うつとされています。
この寝返りは、以下のような重要な役割を担っています。
- 血行が悪くなる事を防ぐ
- 身体の一部が圧迫されないようにする
- 蒸れを防ぐ
- 骨や筋肉の位置を修正する
など、このような働きをしてくれるのです。
柔らかいマットレスでは、ふわふわとしていて力が入りづらく、寝返りがうちづらくなってしまいます。
寝返りがうちづらくなれば、上記のような役割は十分に果たされません。
また、余計な力を使うことになるため、身体の疲れがとれないのです。
3.通気性が悪いため
低反発マットレスの多くは、素材や構造の影響によって通気性が悪いと言われています。
通気性が悪いとなれば、蒸れたりカビが生えたりする可能性がありますし、寝返りがうちづらいという特徴も加わり、身体にとっては快適な睡眠とはいかないのです。
改善するにはどうすればいいの?
腰痛や肩こりに悩む方に低反発マットレスが合わない理由については、何となく理解していただけたのではないかと思います。
では、どうすればいいのでしょうか。
高反発マットレスに変えてみる
低反発マットレスは腰痛との相性が悪いのですが、高反発マットレスは、腰痛や肩こりを改善していくうえで最適のマットレスです。
- 理想の姿勢をサポート
- 寝返りがうちやすい
- 通気性がいい
- 耐久性がある
このように、高反発マットレスには低反発マットレスと真逆の特徴があります。
高反発マットレスに変更することで、痛みを改善できる可能性があるのです。
理想の姿勢をサポート
高反発マットレスは、寝ている間に不自然に身体が沈んでしまうこともなく、理想的とされる背骨のS字ライン(仰向け)とI字ライン(横向き)を保ってくれます。
この理想の姿勢を保つ事が出来れば、腰や肩に負担をかけずに済みますよね。
寝返りがうちやすい
高反発マットレスはふわふわしているわけではありませんので、寝返りも自然な形でうつことが出来ます。
余計な力を使わずに寝返りを打つ事が出来ますので、身体への負担も最小限となります。
通気性がいい
そして、通気性がいいというのも大きなポイントです。
寝返りがうちやすく蒸れを防ぎやすい上に、通気性がいいとなれば、蒸れの心配はありません。
夜中に不快感を感じて無駄に寝返りをうつこともなくなります。
つまり、夏でも快適に眠る事ができるということです。
耐久性がある
高反発マットレスは耐久性があります。
耐久性があるということは、長期間に渡り、理想の姿勢をサポートしてくれるということです。
すぐにへたってしまう可能性が低いので、腰痛持ちの方との相性はバッチリです。
マットレスは慎重に選ぶ事
高反発マットレスなら何でも良いというわけではありません。
硬すぎるマットレスの場合、今度は腰が反った状態になってしまい、腰に負担がかかります。
柔らかすぎず硬すぎないマットレスを選ぶということが重要なのです。
どのくらいの柔らかさかというのは触ってみなくては分からない部分もありますので、お店で実際に試してみたり、お試しが可能なマットレスを選ぶことがおすすめです。