寝具の収納といえば、三つ折りにたたんで収納スペースへ納める。という方法が一般的です。ですが、モットンは1枚の平らなマットレスで、厚みも10cmあるので、たためるのか心配です。
モットンには付属品として三つ折りをしたときに止めるためのバンドが付属しているので、三つ折りにはできることは分かります。
ですが、平らなマットレスを三つ折りにして、収納をしても痛むことがないのかも気にかかる点です。
さらに、重量感もあるモットンを、女性が一人で収納できるのか不安という声があったのでひろしの親戚の女性にモットンを三つ折り収納できるのかお願いしてみました!このような不安に対して、実際に試した結果をご報告します。
1.モットンを女性が一人で三つ折りにして収納してみた
写真の通り、モットンは三つ折りにして収納することは可能です。ある程度硬さがあり反発力もあるので、ある程度の力も必要となってきます。
実際に30代女性(身長は162cmあります)である私が試した結果を、写真付きでご紹介します。
まずは折りたたんでみた
三つ折りにするために、片方の手でマットレスを抑えながら、足を支えにしてまず折りたたみました。
かなり力が必要で、マットレスの上に乗るように折りたたんでいきます。
三つ折りに出来たら上からぐっと押し付けるようにして体重をかけます。
モットンが元に戻ろうとするので、結果的に上に座ってまずは片方だけ付属のバンドをつける作業を行いました。
もう片方はモットンを立てて付属のバンドを付けました。片方はもうついているので広がる心配はありません。
無事に両方に付属のバンドをかけて三つ折り完成です。
力は確かに必要でしたが、大汗が出るわけではなく、疲労感を感じることもほとんどありません。女性一人でも三つ折りはできます。
収納できる?三つ折り時のモットンの厚み
収納するにあたって気になるのはどのくらいの厚みがあるかという点です。厚み+アルファのスペースがなければ収納できませんよね。
実際に三つ折りにしたモットンの厚みを計ると、おおよそ33cm~34cmでした。
次に、モットンを立ててみたところ、だいたい162cmの私のひざ下くらいになりました。だいたい普通の敷布団と同じくらいなので押し入れ収納などには入りそうです。
モットンを三つ折りにして女性一人でも持ち上げて運ぶことはできるのか?
収納するためには、持ち上げて運ぶ必要があります。まずは固定するために使っている付属のバンドを持って持ち上げてみました。バンド自体は伸縮性があるため、しっかりとバランスをとらないと伸びて斜めになり、バンドが抜け落ちるという事態に。
バンドを持つのはやめた方がいいですね。
結果としてモットンの折り目のあたりをしっかりと持って持ち上げることになります。自分にしっかりと引き寄せてモットンを身体につけて移動すれば、比較的楽に移動できます。
ただやはり重さもあるため、力仕事をしている感じがあり、隣の部屋に収納すると言ったときは大変です。
モットンを折りたたんで痛むことはないのか!?
もともと一枚の平たいモットンを三つ折りにすると、折れ線がついたりへこみができたりしそう。という心配もあります。
折り目が腰のあたりについてしまったら、腰痛対策機能も低下しそうですよね。
実際に三つ折りにしたモットンを1日収納したものを広げた写真がこちらです。
心配していた折り目は付かず、ヘコミもありません。見た目ではまったく変化は感じません。
そもそも、三つ折りにして収納しても大丈夫だから、三つ折り収納用のバンドが付属しているんですよね。ダメージに対して8万回もの耐久試験も行っているそうなので、そう簡単に三つ折りで収納することで痛むことはないですよね。
2.収納時、ダニやカビの心配はないのか
寝具を収納するのは、ダニやカビの温床にならないか不安という方もいます。最近ではアレルギーに悩む方も多いですよね。
モットンは、ダニの温床になりにくい素材
モットンは高反発ウレタンフォームという素材でできています。ダニの温床になりにくい素材で、埃も出ない特徴があります。
羊毛や羽毛といったものに比べると、長く衛生的に使える素材です。
ココがポイント
ポリエステル製のカバーがついていますが、このカバーは取り外しが可能になっているので、定期的に洗濯をすれば、こちらも衛生的に問題ありません。清潔に使うためには洗い替えなども用意しておくといいですね。
モットンの収納に!カビ対策には【すのこ】がおすすめ!
通気性が良いウレタンフォームでできたモットンですが、よりカビの発生を防ぐためにはすのこを利用するのがおすすめです。
収納する際にモットンの下にすのこを引けば、しっかりと通気性が確保されます。湿気もこもらず快適に使い続けられます。
収納スペースの湿気対策に除湿剤を入れるのもいいと思います。
3.平らなマットレスモットンが腰痛対策に良い2つの理由
収納を考えると、初めから折れ線などがある折り畳み式のマットレスを購入した方が利便性が高そうです。
そもそもモットンも三つ折りしやすい仕様にしてくれればよいのにという疑問もありますが、腰痛対策には平らなマットレスの方がおすすめです。その理由をご説明します。
折り目があると体圧分散がうまくできない
三つ折りしやすい仕様のマットレスは、初めから折れ目がついていたり、3つのパーツを繋ぎ合わせた状態になっています。
ココがダメ
この折れ目の部分でマットレスの機能とは別に体重が分散されてしまいます。
写真のマットレスは有名メーカーの三つ折り式マットレスですが、平らな部分に乗せた鉄アレイは下に軽く沈み込んでいるのに対し、折り目に置いた鉄アレイは下だけではなく斜め下にも沈み込んでいます。
つまり、体重が不自然に分散されてしまっている状態です。
こうなると体全体の体圧分散がうまくいかず、腰に不自然な負担がかかってしまう可能性が出てきます。
寝心地自体もちょっと折れ目が気になってしまいますよね。
モットンは平なので、不自然な体重分散がないため、マットレス自体の体圧分散機能が効果的に働きます。折れ目が気になるということもありません。
折れ目から徐々にへたってしまうリスクを減らせる
折れ目の部分に体重がかかると、そこが斜め下方向に沈み込むことは、先ほどご紹介した写真でわかっていただけたと思います。
つまり、他の部分よりも折れ目の部分は痛みやすくなってきます。
そうなると、折れ目2つあれば、折れ目がないマットレスに比べて、へたりやすくなります。
下手ってくれば当然、マットレスの機能がそこから低下していきますので、折れ目に身体が沈み込み、寝心地が悪くなりやすくなってきます。
それだけではなく、折れ目で体が沈み、理想的な寝姿勢がキープできなくなっていきます。
結果として腰痛対策をしているつもりが、逆に腰に大きな負担をかけてしまうことになります。
折れ目が気になり良い睡眠も取りにくくなりますよね。
折れ目がないモットンは、8万回の耐久試験もしっかりとクリアしているというへたりにくさをもつマットレスなので、長く愛用できそうです。
4.三つ折りにしたモットンと他のマットレスの比較
腰痛対策に良いといわれているマットレスはいろいろありますが、実際に収納する際の収納しやすさを比較するために、横並びにしてみました。
右から2番目がモットンですが、実は他のマットレスと比べて収納しずらそう。とはあまり感じません。
高さも一番右の三つ折りにしやすいマットレスとあまり変わりません。
実際にモットンを女性一人で三つ折りにして収納できるかは、ご覧のとおりです。
三つ折りにすることも、収納することも、女性一人でも大丈夫です。