モットンのマットレスは、直置きもベッドの上でも使用できることから、自分の好みの使い方ができるようになっています。
ですが、それゆえに迷ってしまうのが、「ベッドフレームをどうするのか」という点なのではないでしょうか。
今使用しているベッドフレームにモットンを敷いても良いものか、それとも新しいベッドフレームが必要なのか・・・
そもそも通気性が良いって言われているモットンなら、すのこベッドなどは不要なのでは?・・・など、たくさんの疑問が浮かんでくると思います。
そんな悩みを解決すべく、モットンとすのこについて、メリット・デメリットや実際に試した感想、クチコミなどご紹介していきます。
モットンのマットレスのすのこのメリット・デメリットとは?
モットンのマットレスとすのこを組み合わせて使用する場合の、メリット・デメリットを見ていきましょう。
モットンのマットレスをすのこと組み合わせるメリット
まずメリットとしては、以下のような点が挙げられます。
メリット
・通気性が良く蒸れにくい
・カビが発生しにくい
・すのこが硬いのでモットンの効果が発揮されやすい
・自然の香りがして心地よい
1.通気性が良く蒸れにくい
モットンはもともと通気性がよく、すのこも通気性がとても良いため、相性が抜群です。
通気性が良いものと通気性がいいものを重ねて使用することで、夏場でも蒸れにくい状態を作ることができます。
モットンの芯材である高反発ウレタンは、吸湿性・放湿性に優れているため、寝汗や湿気がたまってもある程度は排出しやすい構造になっています。
ですが、ベッドの板に隙間がなく平べったい状態では、放出したい湿気もなかなか逃げ場がありませんよね。
そこで、寝ている間にモットンにたまってしまった湿気や汗を上手に排出するために、桐や杉でできていることが多いすのこのが役に立つのです。
この桐や杉の吸湿性・放湿性はもちろんのこと、すのこの板の隙間も、湿気や汗の放出に役立ってくれます。
2.カビが発生しにくい
モットンはもともと防ダニ・防カビ対策が施されたウレタン素材を採用していますが、それでも完璧というわけではありません。
やはり、湿気が多い環境であったり、たくさん汗をかいてしまう状態の中で長期間使用されれば、カビも発生してしまう可能性があります。
特に、モットンが吸い込んだ汗や湿気の逃げ場がないような一般的なベッドでは、モットンが吸い込んだ湿気や汗がそのままベッドとの間にたまったままになってしまいます。
そうなると、カビが発生しやすくなるのは安易に想像がつきますよね。
ですが、すのこであれば、モットンにたまった湿気や汗が下にさがってきても、すのこの隙間から放出してあげることができます。
カビの発生に繋がりにくい状態を毎日維持することができますので、いつでも清潔を保てるのです。
3.すのこが硬いのでモットンの効果が発揮されやすい
モットンは直置きもベッドに敷いても使用できると始めにお話ししたのですが、一番いけない使い方があります。
それは、モットンをやわらかいベッドの上に敷くことです。
柔らかいベッドの上にモットンを敷いてしまっては、モットン本来の腰痛対策効果を発揮することができなくなってしまいます。
これは、ベッドの柔らかさでモットンも沈み込んでしまうためです。
そうなると、体圧分散も上手にできず、寝返りのサポートもうまくいかずで、腰に大きな負担をかけてしまいます。
公式でも、柔らかいベッドの上には使用しないでくださいという注意書きがあります。
硬いベッドの上に敷くか、直置きが勧められているのですが、すのこであれば木でとても硬いので、モットンの効果を邪魔してしまうこともありません。
すのこの硬さがあれば、モットンの寝返りサポートも反発力も、体圧分散も全ての効果が発揮されやすくなります。
4.自然の香りがして心地よい
モットンは届いた時にややウレタンの香りがすることがあります。
旧型のモットンの頃はさらにウレタンの臭いが強かったのですが、新しくなってからは消臭剤が同封されるようになったり、ウレタンをメッシュ生地で包んでいたりと、対策が施されています。
それでも1週間程度は匂いが残ってしまうことがありますので、気になる方もおられるかもしれません。
ですが、すのこを敷けば、ヒノキやスギの香りがするため、寝る際にリラックス効果を得ることができます。
モットンの疲労回復効果だけではなく、香りでも疲労回復を助けてもらうことができますので、睡眠の質を高めることにも繋がりますよね。
お部屋でアロマなどを楽しむのもいいですが、自然の香りを楽しみながら眠ることができるというのも、とても素敵です。
モットンのマットレスをすのこと組み合わせるデメリット
モットンのマットレスをすのこと組み合わせることには、デメリットもあります。
デメリット
・冬場は少し寒い
・すのこが割れることがある
1.冬場は少し寒い
モットンは通気性が良いため、すのこと併せると蒸れにくいとご説明しました。
その点は夏場のメリットなのですが、冬場はこれが反対にデメリットとなってしまいやすいです。
モットンのカバーはベロア生地となっていますので肌ざわりもよく暖かいのですが、やはりウレタンとすのこ自体の通気性が良い分寒く感じられることもあるかもしれません。
そんな時には、すのこの下にラグを敷くなどして床からくる冷気をカットしてあげることで少しマシになります。
2.すのこが割れることがある
よほど乱暴な寝方をしていなくてはまず心配ないことなのですが、場合によってはすのこが割れてしまうことがあります。
すのこが割れてしまっては、モットンの体圧分散の効果も得られなくなってしまいますし、何等かの怪我に繋がるおそれもありますので、注意しなくてはなりません。
ホームセンターなどで売っている1,000円程度のすのこを3枚繋げて使用する場合には、どこかが割れても、一部分だけ取り換えが可能なので便利です。
モットンとすのこを組み合わせて使った方の口コミ
では、実際にモットンとすのこを組み合わせて使用している方はどう感じているのか、クチコミをチェックしてみましょう!
良い口コミ
寝心地がいい(30代/女性)
モットンの下にすのこを敷いておくとカビにくいと言われたので、Amazonですのこを買って敷きました。
モットンをいつものベッドで使用している時よりも寝心地が格段によく、身体が楽な感じがしています。
すのこは今までなんとなく古臭いイメージがあって敬遠していたのですが、とても良かったです!
すのこベッドもいいかも(40代/男性)
モットンは通気性がいいとのことでしたが、当方汗かきなのですのこを使用しています。
モットンで寝始めてから2年たちますが、カビなどもなく清潔な状態で使えています。
最近、すのこベッドなるものがあることを知ったので、そちらに切り替えようか検討中です。
夏場もすずしかった(60代/女性)
モットンをプレゼントしてもらったので、すのことあわせて寝ています。
モットンは暑いかもしれないよ、と子どもから言われていたんですが、すのこのおかげがとても涼しく快適に眠ることができました。
冬場は少し寒そうなので、何か対策を考えます。
悪い口コミ
割れた・・・(30代/男性)
モットンの下にすのこを敷いていますが、この前酔っぱらった勢いでマットレスに突っ込んだところ、すのこが割れてしまいました。
割れたところがモットンにこすれてモットンのカバーにほつれができてしまい、残念です。
すのこベッドにすればよかったと後悔しています。
カビはないけど(50代/男性)
カビは生えないけれど、やや寒い。
夏場もそこまで涼しいと感じたわけではないため、すのこはあまり意味がなかった。
いいすのこがない(40代/女性)
すのこを探していてもいいものが見つからず(サイズ的にも)、結局ネットでやや高めのすのこを買いました。
モットンはカビないし蒸れにくくていいんですけど、もっと上質なすのこが欲しいです。
モットンがセット販売してくれたらいいのになと思います。
モットンに合うベットフレームと合わないフレームとは?
モットンとすのこの相性が良いことはお分かりいただけたかと思います。
では、モットンをすのこではなくベッドフレームに敷きたいという場合には、どのようなフレームが合ってどのようなフレームが合わないのでしょうか。
モットンに合うフレームはコレ!
モットンに合うベッドフレームは、すのこベッドフレームです。
モットンにはすのこベッドフレームが一番あう
Amazonを少し覗いてみても、安いものでは6,800円~、高くて50,000円程度までありました。
素材もひのきやパイン材など使用されているため、香りもよくしっかりと硬い作りになっていますのでオススメです。
すのこベッドフレームの良い点
スノコベッドフレームには、モットンとの相性が良い点があります。
ココがポイント
・隙間があるため通気性がいい
・蒸れにくくカビの発生も予防してくれる
・ベッドフレームなので全体の作りがしっかりしている
・硬いのでモットンの良さを発揮させやすい
・香りもよくリラックスできる
・見た目からして清潔
すのこベッドフレームの中には、コンセントや棚などがついているものも販売されていますので、自分の好みのものを選ぶことができます。
こちらの写真はニトリのもので、ネットでの限定販売となっています。
価格は、6,473 ~ 12,871 円(税別)ととてもお手軽な価格になっており、デザインもシンプルでオシャレです。
モットンに合わないフレームは?
反対に、モットンにあわないフレームは、以下のようなものです。
その1.フロアベッドフレーム
フロアベッドフレームは、モットンを直置きするのと変わらないように思えるかもしれません。
ですが、フロアベッドフレームは底もしっかり密封されているため、モットンにたまった湿気や汗が完全に逃げ場を失ってしまいます。
その結果、ベッドフレームとモットンの底部分にカビが発生しやすくなってしまうのです。
フロアベッドフレームは実際に使用すると部屋がオシャレに見えますが、モットンとの相性という意味では最悪だと考えてください。
フロアベッドフレームを使用するのであれば、直置きにしたほうが幾分マシです。
その2.柔らかい脚付きマットレス
脚付きマットレスも、特にロータイプは実際に使用するととてもオシャレな感じになります。
ですが、こちらもモットンとの相性が悪いです。
まずは、やはり通気性の面でモットンの湿気や汗が逃げる場所がないことが挙げられます。
モットンとマットレスとの間に湿気がたまり、カビが発生してしまう可能性が高いと言えます。
脚付きマットレスを干すことは難しいので、衛生面でも気になるところですよね。
そしてもう一つの理由は、柔らかい脚付きマットレスの場合、モットンが正常に機能しないためです。
十分に効果が発揮できない状態でモットンを使用しても、腰の痛みが悪化するだけで終わってしまいます…。
3.引き出し付きベッドフレーム
ベッドの下に、収納スペースがあらかじめ確保されているタイプのベッドフレームもありますよね。
パジャマや薄目の毛布などしまっておくのに便利ですが、モットンとの相性は良くありません。
理由はこちらも同じく、モットンにたまった湿気や汗の逃げ場がないことです。
ヘタをすれば、収納している洋服などにも湿気がこもってしまうかもしれません。
結論
モットンにはすのこ、もしくはすのこベッドフレームがオススメ!
実際にモットンのマットレスの下にすのこを敷いて使ってみて
モットンとすのこの相性の良さが分かったところで、実際にモットンの下にすのこを敷いて使ってみました。
すのこを敷いて使ってみると、確かにベッドで使用するよりも、モットンの反発や体圧分散、寝返りのしやすさなどが高くなった気がします。
使用していたベッドも硬いものでスプリングなのですが、すのこのほうが木の硬さがあるためか、モットンの効果が発揮されやすいようです。
すのこは、Amazonなどで購入すると4,000円~5,000円はしますが、ホームセンターなら小さいものが1,000円程度で販売されていますので、そのすのこを3つ繋げて使用しています。
すのこを敷いて寝る時はもちろん、モットンを収納したい時にも、すのこの上に載せておくだけでカビを予防できますので、とてもオススメです。
モットンの寿命を少しでも伸ばして、モットンの効果を最大限長い期間発揮してもらうために、湿気対策は重要なのです!